この記事を読んでくださっている貴方は日々どのようにストレスと付き合っていますか?
以前にもお話しましたが、私は新卒で日系の航空会社に空港地上職として入社し3年間勤務しました。
正直、当時は仕事が好きになれませんでした。日本人特有のサービスに対する(高すぎる?時には不可解な)意識【提供する側】と日本人特有のお客としてのマナーの低さ(お客なら何をしてもいいという勘違い)【受ける側】のダブルで理不尽なことも多く、ストレスを強く感じていました。義務感・使命感で職務は難なくこなしていましたが、心からの歓びを感じたことはありませんでした。
恐らく、まだ若く、社会経験も乏しかったせいが大きかったと思います。そこでストレス解消はプライベートでいかに楽しむかでした。旅行へ出かけたり、買い物をしたり、美味しい食事を楽しんだり…でもこのままでいいのかな?という漠然とした想いはいつも抱いていました。
その後、ご縁がつながり、海外ベース外資CAとなり、最初のストレスは英語力不足からくるトレーニングについていけるか?という不安でした。ただ、これは一緒にトレーニングを受けた同期と協力して勉強したり情報共有することにより問題なくパスし解決しました。
次のストレスは外国人クルーの同僚たちと一緒にフライトをする中でうまく自分の思いを伝えられず、損な役回りが多くなってしまうというものでした。しかし、これも経験が解決してくれ半年ほどフライトを続けた頃には、上手く周りとバランスよく仕事をすることもでき、英語による接客も板についてきてただただ楽しくなっていました。
そして日本ではあんなに受けていたお客様から受けるストレスですが驚くほどありませんでした。(唯一は日本路線の時に日本人のお客さんから受けるものでした…)海外ではお客さんもクルーを名前で呼んでくれますし、一人の人として接してくれるので(当たり前か!)楽しく会話を楽しんだり、サービスに自然にお礼を言ってくれます。些細なことですが、サービスを提供する側にとっては日々の大切なモチベーションになります。(聞いて!日本人のお客さん!!)
私のいた会社では、チームフライトはなく、毎回違うクルーと働くのですが、それも風通しの良い環境つくりにつながっていると思いました。日系の会社のような過度な先輩・後輩カルチャーもなく、ざっくばらん、とても気軽で楽しいものでした。おかげで仕事をすることで充実感というものを初めて感じることが出来ました。
CAにとって笑顔で接遇することはとても大事なことですが、作り笑いほど、相手に痛々しくわざとらしく映るものはありません。(そして見ていて怖いですよね!(笑))私はこの恵まれた職場環境のおかげで作り笑いで働いたことがありませんでした。いつも楽しくて心から笑って(しばしば笑いすぎ…)乗務することが出来、とても幸せでした。
ただ、ドバイ生活でのストレスはあります。まずは家族と離れていること。(でも休暇を利用してしょっちゅう規制することは可能)離れることで家族の大切を再確認できて、しょっちゅうドバイに呼び寄せることにも(笑)
日本のようにコンビニが充実していなかったり、日本食の低価格なお店が少ないこと。(日本へフライトに行ったときに日本食を買い出しすることでカバー)他には日本食のr自炊の腕を磨いちゃうとか?
日本に彼がいる場合、遠距離になってしまう。(いっそ、ドバイ在住のパートナーを見つけて解決?(笑))多国籍カップルは多いです!
私の勝手な持論なのですが、人の心的状態って天気に左右される部分も多分にあると思うんです。
毎日毎日どんより曇りや雨の日々だったり、日当たりが悪くてじめじめした部屋で生活していると気持ちって鬱鬱としてくると思うんです。その逆で毎朝起きてカーテンを開けると抜けるような青空!カラッとした気候で日々暮らしていると結構、楽天家になってくるというか…(笑)それがドバイ生活で私に起きた現象のように思えます(笑)
ストレス要因はいろいろあると思いますが、なんだかんだ代替策も色々あるし…絶望するようなストレス・ファクターには出会いませんでした。幸運だっただけかもしれませんが、ちょっとの参考にしていただければと思います(笑)