ブログ更新が1年近く滞った言い訳…コロナ渦を抜け(本当?)本業が通常稼働し始めたことに触れさせてくださいwww
私は現在、学校法人で国際交流業務に携わっています。その中に留学生の受け入れ業務があります。
高校生留学生たちが約1年間勉強しに来る間の様々なサポートをしていますが、いろんな国からいろんな子が来るので毎回毎回本当に楽しませてもらっています。(怒ったり、泣いたりしていることもままありますがwww)
最終的には「日本に来てよかった、この学校で学ぶことが出来て良かった」と思ってもらえることを目標に日々、頑張っていますが、今回は先日1年間を無事に修了して帰国したばかりの男子生徒について少しお話しようと思います。
当初、彼は自国での日本語学習経験がほとんど無く、簡単な挨拶程度しかできないレベルで来日しました。
大体、こういう日本語初級レベルの留学生はクラスには在籍しますが、独自の授業時間割に沿って学習します。日本語教師の日本語授業の履修を中心に英語や芸術の授業を中心に履修します。彼にも例外なく、そのパターンでスタートしてもらいました。
私は通常、初級レベルの留学生とのコミュニケーションには誤解を避けるために英語を使います。
ここで彼が違ったのは「僕には日本語で話してください」と初日のオリエンテーションからお願いされたことです。もちろん、わからないことは英語で言い換えますが、彼は自らをスパルタ式・いばらの道に落とし込んだのです。気合いを感じました。そして半年後、「時間割をクラスメイトと同じにしてほしい」と頼まれました。日本語能力の問題だけではなく、数学や歴史など、自国とは学習内容が違いすぎるので大よそチンプンカンプンな世界になることは再三、説明しましたが、本人の意志は固かったので本人の希望通りに変更しました。
そして、帰国時、日本語能力試験3級(N3)を無事突破する力を身につけ、クラスメイト達とも日本語だけで十分にコミュニケーションをとり、友情をはぐくむまでのレベルに到達して、充実した留学期間を終えることが出来ました。(そこに至るまでに色々をかなり端折りましたが…)
彼は日本に到着したその日から帰国する日までをカウントダウン式で計画していたそうです。予定表に自分がクリアすべき目標、やっておきたいことをすべて書き込み、そのタスクを計画通り順調にクリアしていったのです。(観光、文化体験、クラブ活動など楽しいこともたくさん予定していました)
大人の私から見ても感心するしかないタイム・マネージメント能力…と、実行力!
あんなに短期間で完璧なレベルの日本語を身につけた生徒に初めて出会いました。
「今までにそんなに上達した生徒はいなかったから」とか「みんなこれぐらいでやっているから」などの経験は今後、参考にするのはやめようと思いました。なぜなら、すべては個人のやる気次第だから。
貴方もぜひ、前例や周りの人たちの状況を見て自分に限界を作るようなことはしないでくださいね!
あくまで『自分がどうなりたいか』で計画し、実行し、実現すべきだと思います。
【できない】、【やらない】理由を見つけるのはもうやめましょう
少なくとも私は彼に出会ってやめることにしました。
人生に後悔しないためにも!