コロナ

未曽有の新型コロナウイルスの全世界的感染拡大の影響で航空業界も大打撃を受け、新規採用の停止だけではなく、外資系航空会社ではレイオフが起こってしまいました。

が、往々にして起こりがちなのですが、ニュースは必ずしもすべてが真実ではありません。伝えきれていない部分、伝え手の主観が入ることにより若干もしくは大幅な事実誤認が起こります。日本メディアが自分たちの尺度で海外ニュースを伝える際にこの事象は度々起こります。

大々的（一時的）レイオフをした会社の多くは、需要回復後、呼び戻し雇用を新規雇用再開に先駆けて既に開始しています。（ドバイのE社もまた、半年ほど前からすでに大規模新規雇用を再開させています。）

一時レイオフに踏み切らずに他業種に余剰クルーを出向させることによって従業員の雇用を守っている日系航空会社の企業努力も素晴らしいと思いますが、いまだ新規採用はスタートできていません。（予定はされていますが）

ここで皆さんに考えて頂きたいのは、会社選択の際のポイントです。

シビア且つ基本的ですが、会社の財政基盤、シェア規模にも注目していただきたいのです。

日本の会社は親しみがある、LLCはアットホームで雰囲気が好き、というのも志望動機になりうるかと思いますが、CAは仕事です。皆さんの生活の一旦もしくは大部分を担います。そこは冷静に選択していただきたいのです。ドバイでの元同僚の中に、帰国後、LCCに再就職した人がいました。そして会うたびに愚痴を言っていました。「給料が安い」と…それは入る前から予想がつきますよね…ファーストクラスを持たず、格安料金で運行する会社に高給をクルーに払う余裕はありません。おそらく、コロナ禍を耐え抜く体力も会社にはないでしょう…LCCに限らず、外資の中には財政的余裕のない会社は多くあります。外から見たイメージだけで会社を選択するのは無謀です。（航空会社はどこもイメージつくりは得意なのです（笑））

目に見えた失敗は踏まないでください…皆さんへのお願いです。

貴方の人生をより豊かなものにする応援ブログです。嘘はつきません（笑）。